リーダーの率いる組織は生き延び、ボスの組織は滅びる



どういう人をリーダーと呼び、

どういう人をボスと呼ぶかの議論もあるでしょうが、

ここでは一旦

「メンバーにやらせることをまず自分がやってみる」

人をリーダー、

「メンバーだけにやらせて自分はやらない」

人をボスと呼びます。

 

で、問題にするのは「自己変革」。

 

 

「最も強い者が生き残るのではなく、

 最も賢い者が生き延びるのでもない。

 唯一生き残るのは、変化できる者である。」

という指摘があります。

 

ダーウィンの言葉として流布していますが、

本当はそうではないようですね。

まぁ、そこのところは一旦おきましょう。

 

 

いずれにせよ、

変化するもの(したもの)が生き延びるとすれば

組織の長がみずからそれを体現しているかどうかは

けっこう大きな問題です。

 

つまり、

自ら見本を示しているのか

自分はやらないで、人にだけやれと言っているのか。

 

率先垂範ですね。

 

山本五十六さんの言葉

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、

 ほめてやらねば、人は動かじ」

も思い浮かびます。

 

 

 

長い間、ぼくは

「なぜ、20世紀になって  自己啓発や成功哲学的な考えが発達したのか」

不思議でした。

 

ナポレオン・ヒルの『思考は現実化する』や

スティーブン・R.コヴィーの『7つの習慣』が

登場したにせよ、なんだかもっと大きな時代意識が

あるような気がしていたのです。

 

 

あわせて、自己啓発系には

時折、量子力学の話を持ち出す人がいて

それも不思議だったのですが、

ようやくいろんなことがつながりました。

 

量子力学の画期的なところは

実験結果に観察者の影響を加えたことで

古典的な物理学では

観察者は変化に関与していません。

 

それって、リーダーとボスの関係に

似ているなぁ、と。

 

 

リーダーの自己変革が

組織全体に影響を及ぼすのは

量子力学的というか

20世紀以降の新しい経営スタイルです。

 

一方、観察者が変化の外にいて

「どんな風に変わるかな」

「変われよ」

と見ているのはボス的ですね。

 

どちらの組織が生き生きするかは

言うまでもありません。

 

 

 

組織が大きくなれば、

組織の長はメンバーと同じ仕事をやることは

ありません。

ずっとやり続けているとしたら、

それはそれで問題です。

 

ただ、「自己変革」は

仕事の種類には関係ありません。

 

人としての在り方だからです。

 

 

つまり、

自ら変わろうとする家長や社長のいる

組織は活気に満ち

「俺は変わらないけど、お前ら変われ」

という組織はあまりいいことにならない

ってことですね。

 

そう考えると、

リーダーってかっこいいな、と。

 

ぼくの憧れはやはりそのあたりにあるようです。


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