
昨日、荒木信広さんの講話をお聞きしました。
お父さんがヤクザの幹部で
幼少の頃からヒットマン(つまり人殺し)になるよう
育てられた方です。
当然心はすさみ、辛い前半生を過ごされましたが
今では少年少女を非合法活動の闇から救う
神奈川県・希望の星になっています。
とても印象的だったのは、講話の最初にされた
「愛って何だと思いますか?」
という問いに対する荒木さんご自身の考えです。
曰く
「愛とは相手を思う時間である」と。
ぼくは、これほど明確な愛の定義を
聞いたことがなかったように思います。
時は金なりと言われますが、
時間は本来はもっともっと重いもの。
自分が生きている時間とは命そのものに他なりません。
つまり、相手に時間を使うということは
その人に対して自分の命を使うことであり、
使命という言葉もそのあたりから来ている気がします。
荒木さんは人の命を奪うことを教えられて育ちながら、
そこから人に命を捧げる活動に転じられました。
その変遷の重みから紡ぎ出された考え方だと思います。
果たして自分は、使うべき人のために
きちんと時間を使えているだろうか?
自問自答する貴重なきっかけをいただいたと思います。
荒木さんに感謝です。
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こちらがその講話です。