大人は見たままの絵が描けない



昨日は、木村タカヒロさんの「快画塾」に

行ってきました。

どちらかと言えば、絵を描くことを苦手とする

(でも、描けるようになりたい)人の講座なので、

ぼくはドンピシャの対象者ではありませんでした。

 

が、そうした要望を叶えるすべがあればいいのに

とずっと思っていましたから、事前に木村さんに

「ぼくは美大に通って専門的に絵を描く練習をした

 人間ですが、それでもいいですか?」

と確認した上で、参加をさせてもらいました。

 

そして、出てみて本当に良かったです。

 

 

子供の時には、けっこうたくさんの人が

絵を描くことが好きなのに、

大きくなるにしたがってその数は減っていきます。

たいていの原因は「うまく描けない」からだと

思いますが、うまく描けなくなるのには原因が

あります。

 

それは、意識の発達と関係しているのです。

子供の時には「見たもの」をそのまま描けますが、

だんだん「言葉や概念」が身についてくると

それを描くようになるんです。

たとえば、ようやく名前を覚えたくらいの時には

目の前にある果物をそのまま自由に描けますが、

やがて「りんご」や「赤いもの」という言葉を

にしなければならないと感じ始めます。

そして、正解を求めるようになってしまうんです。

そうなると、うまくいかなくなるし、

楽しくもなくなる。

 

専門的な絵の勉強をした人は、言葉や概念に

結びつけられる絵を描ける練習をするわけです。

しかし、そもそも言葉や概念に合致する絵を

描こうとすること自体に無理があるんです。

それに、絵を描く楽しさを正解主義で

なえさせる必要はありません。

 

木村さんの「快画」は、そこのところの固定観念

(ある意味メンタル・ブロックのようなもの)を

はずす仕掛けと言えます。

 

とてもおもしろく、またたくさんの人の人生を

豊かにしてくれる活動だと思いました。

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