子供が親の心を実演する理由【追体験願望】

更新日:2月16日

この投稿は、2020年1月21日

アメブロに書いた記事を再編集したものです。

日本人はまじめで気弱なところがあるので、

つい『自己犠牲』に走ってしまいますが、

子供のためにこそ、自由に生きるべきだと言えます。





今は離れてしまったのですが、

一時期、おつきあいもあって

倫理法人会に参加していました。

組織体としては気になるところもあるのですが、

創始者である丸山敏雄さんの考えはとても実践的で

示唆にとんでいます。

たとえば、

『子は親の心を実演する名優である』

という言葉があります。

この指摘は当たり前に思える人と

『そんなことあるわけないじゃん』

という人に分かれるところでしょう。

当たり前に思える人は実体験から推量し、

不審に思う人は論理的に考えていることが

多いと思います。

いずれにせよ、

『何故、そうなるか』

ブラックボックス的ですね。

わたし自身に関して言えば、以前は

『そんなものかなぁ』と感じていましたが、

今では

『そりゃ、そうだよね』と思っています。

かつては論理的に考えていたところ、

実体験に基づいて変化したって感じです。

前提となる父と母の夫婦関係は

あまり善いものではありませんでした。

離婚はしませんでしたが、

本当によく喧嘩をする夫婦で

そのことをずっと

『嫌だなぁ』と感じていました。

理由はいろいろですが、

とにかく父が怒りっぽかったですね。

どうしてそんなに怒るのか?

そんなに怒ってばかりいたら、

まわりに人がいなくなってしまうだろうに……

と不思議に思っていたのです。

しかし、潜在意識について学び

『思考は現実化する』

イメージが腑に落ちたことで

見方が変わりました。

『なんだ、まわりに人がいなくなるように

 振る舞っているんじゃないか』

と。

そのことを『寂しさというコンフォートゾーン』

と名づけて解説した話はこちら。

https://amba.to/3aswM6q

ポイントは

『信じていることの実現』です。

いくら顕在意識、つまり頭でわかる範囲で

望まない状況だと思っていても、

人は潜在意識で信じていることを

証明しようと動きます。

父が自分で寂しい状態をつくり出していたのは

『人は一人で生き抜くものだ』

という信念を証明しようとしてたんですね。

となると、辛いのは母でした。

パートナーが、

一人になりたがっているわけですから。

もともとわたしは、

母に強いシンパシーを覚えていたわけではなく

ある程度、喧嘩両成敗的に

『どっちもどっち』だと思っていました。

母もまた激しい人で

口喧嘩はお互い様な感じでしたから。

しかし、

当の母が亡くなり、父への見方が変化すると

母への思いも違ってきました。

『あぁ〜っ。自分は母が感じた悲しみを

 追体験したかったんだなぁ』と。

自分でもよくわかっていませんでしたが、

わたしには、周期的に

よく怒る人に近づく癖があったのです。

特に仕事関係ではそうでしたね。

その不思議な引き寄せを

父との関係で考えたことはありましたが、

母との関係で捉え直してみると

ジクソーパズルがはまった感じです。

これまた

『そうしたかった』わけですね。

子供に対する親の影響は

遺伝子や癖が伝わる以上のものだと言えます。

単なる受け身ではありません。

自分では気づかないところで、

より積極的に

『親の感じたことを追体験したい』

『親とのつながりを取り戻したい』

と指向しているものです。

故に

『子は親の心を実演する名優となる』

わけですね。

いささか悲観的な側の指摘をしてきましたが、

同じことは善い方向にも作用します。

つまり、親が善い状態にあれば

それを子供が指向することになります。

親自身が幸せになること

が、まずは大切って話ですね。

未来は自分でつくれます!