
昨日は、いつにも増して穏やかな一日でした。
ぼくは新しいカードゲームの箱を試作し
妻は自分用のワンピースを縫っていました。
二人とも型紙を切り抜き、糊や糸で形にしていく作業。
アトリエ、とまではいきませんが、
ものづくりの空気が家の中を満たしていました。
ちょっと大げさに言うと、それは夢のような時間でした。
いつかはそんな風に暮らしたいと思っていた
まさに理想の雰囲気だったからです。
うちにはテレビがないので、気を散らすことなく
視線はそれぞれの手元に注がれます。
耳は音楽を聴きながらも、開かれている感じ。
時折、コーヒーを入れて、小休止します。
ほとんどお金がかかっていないという意味では
とても質素ですが、
これ以上ないほど贅沢な時間だったとも言えます。
幸せは穏やかさの中にあるというのが、
ぼくの持論です。