
「できるだけ良い言葉を使おう」とすると
逆に、ネガティブな文字や言葉が気にかかってきます。
たとえば、先日書いたように
「優しい」の中にある「憂い」とか
「俳(わざおぎ=たわむれ」の中にある「非」とか。
抱負の中にある「負け」もその一つ。
来年の目標などを考えていて、ふと
「何で負けるんだろう?」となった次第です。
調べてみると、「負」には
自らをたのむ → 自身の能力に自信を持つ
という意味があり、案外ポジティブなんですね。
自負する、って自信があるってことですから。
つまり、抱負というのは
「俺はこんなことをやりたい。できる」と
思うことなんですね。
そうなってくると、「勝」も気になりますね。
調べてみると、その語源は
「力を入れて物を押し上げ、持ちこたえる」こと
だそうです。
となると、「勝負」には
宣言と行動の両方が含意されているとも考えられます。
なかなかに味わい深いですね。
抱負を抱き、その達成に向けて精進いたします。