
小さい頃には、わりと自然に「こうだといいな」
という理想をえがくことができます。
それが大人になるにしたがって
「理想は理想、現実は現実」とか
「理想なんかを追いかけるから不幸になるんだ」
とか、いろんな浅知恵がついてきます。
あえて「浅」知恵と書いたのは
そうしたネガティブな発想をすることで
自分の可能性を閉じてしまい
「こうだといいな」から遠ざかってしまうのが
なんとも不幸な一人芝居に見えるからです。
いや、正確には「見えるようになったから」
と書くべきでしょうか。
ぼくにしても、自分の一人芝居に気づいたのは
比較的最近のことですから。
ずいぶん時間がかかってしまいました。
何度か書いていますが、ぼくは今
臥龍老師の「感動経営」を学んでいます。
ご本人の素晴らしさがもちろん最大の理由ですが、
加えて老師をしたう人のコミュニティが
それこそ「感動」的だからです。
そこでは、「従業員を大切にしよう」という
理想が当たり前に語られ、その実践を通して
幸せな職場が本当に生み出されています。
もし、
「幸せな職場なんて、そんなぁ……」
と思われるとしたら、それこそが一人芝居。
だって、職場が幸せだったら嬉しいですよね?
その理想をストレートに持っていいんだ、
そしてその理想はかなうんだ、
と信じられる道行き自体が幸せなわけです。