
昨日は、感動経営系の集まり
APRAの勉強会に行ってきました。
APRAは「アジア・パシフィック・
ルネッサンス・アソシエーション」の頭文字です。
その理念は
「『人を大切にする経営』の学びと実践を通じて、
『何かで日本一、世界一』実現を
『志高い仲間』と共に目指す」。
アジアに目を向けていますが、
特に台湾との結びつきが強く
友好の架け橋にもなっています。
昨日の勉強会のテーマは「徹底5S」。
講師は感動経営の先輩:入江元太さんでした。
5Sというのは、
整理・整頓・清掃・清潔・躾(作法)のこと。
要するに、「社内を綺麗にしましょうね」
ってお話です。
で、この5Sを徹底すると、
会社がショールーム化していきます。
ショールームというのは、
何も車や住宅に関してだけでなく
どんな場所でもショールームになるんです。
空間自体を見せるわけですね。
すると、どうなるか?
たとえば、工場などを見学してもらった際
「こんなに綺麗にしている工場だったら
しっかりした製品をつくってくれるだろう」
という印象が生まれます。
さらに、
それが感動レベルに到達すると
一気にファンになってもらえるのです。
何かを展示するショールームというよりも
会社自体を見てもらう仕組みですね。
これ、
見たことないと想像がつきにくいと思いますが、
勉強会で例に出た傳來工房さんだと
こんなレベルです。
http://kigyoukengaku.com/blog/1055/
感動というか、驚異ですよね。
これだけじゃなく、傳來工房さんには
社内に整理・整頓のアイデアが目白押しです。
もちろん、ファンの獲得というだけでなく
仕事上の実利的な効用もあります。
ものが整理されておらず、
何かを使う時にそれを探すと、
その時間って無駄です。
しかも、驚くことに職場で何かを探す時間って
一日平均でトータル30分近いそうです。
まあ、30分は言い過ぎかな、とも思いますが、
要するに探す時間って実はべらぼうなんです。
ただし、課題は定着です。
「やろう!」という意気込みだけだと
なかなか習慣化されません。
そこで大切になるのが、ベンチマーキングです。
ベンチマーキングというのは
他社の優良事例(ベストプラクティス)を見学し、
それを指標として自社に取り入れる改善手法。
要するに、真似るわけですね。
学ぶは、真似ぶ。
もちろん、見られる方だって磨かれます。
APRAがその理念に
『志高い仲間』と掲げているのは
お互いに刺激しあうことで、
全体のレベルを上げていこうということです。
APRAにご興味を持っていただいた方は
こちらをどうぞ。