この投稿は、2019年8月20日
アメブロに書いた記事を再編集したものです。
少し俯瞰的に書いていますが、
半ば自分のインナーチャイルドを癒すために
つづられている感じもありますね。
自分を責めなくなってきた頃の一文とも言えます。

『アメとムチ』という言葉は
あんまり善い語感ではありませんが、
ともかく言わんとしているところは明白です。
甘いものと辛いもの。
本来の読みは『からい』ですが、
この場合は『つらい』と読む感じですね(笑)
ほめて伸ばすことと厳しく伸ばすこと。
『慈愛』と『厳愛』
と言ってもいいでしょう。
近代主義は国家レベルの軍備を基本としたので、
どうしても後者が優先されがちでした。
要するに、教育から市場原理まで
『競争』がベースだったわけです。
辛い時代でしたね。
もちろん、今でも競争はありますし、
世界中のあらゆるところで紛争も起きています。
けして平和になったわけではありません。
ただし、20世紀的な大戦が起きる可能性は
低くなっています。
最新兵器の破壊力は、
世界大戦レベルの戦い=人間世界の終焉という
レベルに到達してしまっているからです。
ルールや方法論が、20世紀とは変わりました。
スポーツの世界を見ると顕著です。
かつての根性路線や
ムチャクチャな負荷で身体を痛めつける練習は
弊害が大き過ぎて、敬遠されるようになりました。
今では、セルフイメージを高めたり
きちんと身体を休ませることが
奨励されるようになっています。
それを『アメ』と呼ぶかどうかは微妙ですが、
要するにバランスが取られるようになった
ということです。
厳愛一辺倒ではありません。
『愛のムチ』とか凄い言葉ですよね。
そっちもムチかよ、と(笑)
あり方は普遍的ですが、
やり方は時代によって変えるべきです。
『不易流行』。
日本が世界の潮流から遅れを取っている原因は
いまだに20世紀的(昭和的)軍隊主義が
あちこちに残っているからとも言えます。
自分に対して厳しくムチ打つのは得意ですが、
アメ玉が出てくると、
『虫歯になるから……』と、こばんでしまう。
そこのところを、
うまく受け取れるようになれるといいですよね。
『ほめる』の大事です。
未来は自分でつくれます!