計画に根拠はいらない


ぼくは長い間大きな勘違いをしていました。

というか、根本的にわかっていなかったようです。

計画というのは、何かを実現するために立てるものだと

ずっと思っていました。

であれば、確実性は高ければ高いほど良い、とも。

 

しかし、計画には根拠なんていらないし、

なんならない方がいいという人たちもいます。

特に、自己啓発方面にはその種の主張をする人が

たくさんいるのですが、なんとなくモヤモヤして

すんなり受け取ることができないでいました。

 

ただ、これまた「言い方」「表現の仕方」が問題だった

とも言えます。

現在、臥龍老師の感動経営を学ぶ一環として

土光敏夫さんについて調べているのですが、

土光さんの言い方はぼくにはとてもしっくりきました。 

曰く、

 

 計画とは「将来への意思」である。

 将来への意思は、現在から飛躍し、無理があり、

 実現不可能に見えるものでなくてはならない。

 現在の延長戦上にあり、合理的であり、

 実現可能な計画は、むしろ「予定」と呼ぶべきだろう。

 

なるほど。

ぼくがイメージしていたのは「予定」だったのか、と。

 

  

線的遠近法をつかって絵をかく場合、

一番最初にするのは消失点を決めることです。

消失点は自分から一番遠いところにある、

言わば目標地点であり、見果てぬ場所。

つまり、たどりつけるかどうかわからない

終わりを最初に決めるわけです。

といったことを散々勉強してきたのになぁ……。

 

 

そして、今の日本に元気がなくなっているのは、

立てられる計画があまりにも合理的になり過ぎている

からかもしれません。

かつては、もっとムチャクチャでしたよね。

東京タワーとか。

東京タワーの建設計画がいかに無謀なものであったかは

こちらをどうぞ。

https://note.mu/shokosuzuki/n/n5a9a44d6f067

 

そして、合理的ではない意思は大きな魅力を生みます。

その意思を感動経営ではSK(スーパー勘違い)と呼び、

奨励・応援しているのです。

ぼくもだんだんとSKになってきています。


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