赤い旗と黒い旗



『錦の御旗』という言葉があります。

朝敵討伐の証として、

天皇から官軍の大将に与えられる旗で

その戦いに大義名分があることを示しました。

 

 

一方、『海賊旗』はおどしの旗。

相手に恐怖心を与える道具でした。

 

海賊旗は四六時中ひらめいているものではなく、

目当ての船を襲う時にだけ、

かかげられたそうです。

 

遠くから海賊とわかったのでは意味がなく、

近づいてからおもむろにそれをかかげる。

 

髑髏と骨のマークが思い浮かびますが、

もともとは真っ黒の旗だったようです。

 

「俺たちは海賊だぞ」とわからせ

抵抗することなく積荷の3/4を差し出せば

ひどいことはしない。

 

しかし、逃げたり抵抗したりすれば

今度は赤い旗がかかげられて、

積荷も命もすべて持っていかれたそうです。

 

 

錦の御旗にしても、海賊旗にしても

自分たちの意志を示すという意味では

強烈ですね。 

 

それらに比べたら、

国旗はニュートラルな感じです。

 

単に所属を示すだけで

戦う意志が込められていないからでしょう。

 

 

自分の人生にどんな旗を立てるのか?

 

戦いにあけくれる必要はありませんが、

ここぞという時にかかげる

『錦の御旗』があるとかっこいいですね。

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